アートメイクのダウンタイムとは?おすすめの紫外線対策は?
アートメイクは美容や装飾の目的で皮膚のとても浅い部分にインクを注入し、眉毛やアイライン、リップラインなどを定着させる施術です。
通常の化粧と異なり洗顔や汗でも落ちないため、素顔のままでも自然な化粧をしているような姿になり、化粧をする手間が減らせるなどのメリットがあります。
アートメイクで皮膚にインクを注入する際は専用の針やマシンを使うので、施術後には針などによって、皮膚に細かな傷が必ずついています。この皮膚の細かな傷が治るまでの期間をダウンタイムと呼ぶのです。
ダウンタイムの期間中には痛みや腫れ、皮剥けなどの症状が出る可能性があります。これらの症状が治るまでに、1週間~2週間程度かかるといわれています。
このダウンタイム期間中のアフターケアを怠ると、傷口から細菌が入り込み、感染を起こしてしまうリスクがあるため注意が必要です。
また、アフターケアには施術で注入したインクをきれいに定着させるという目的もあります。
なぜなら施術後すぐは傷口がふさがっていないためインクが流れやすく、色が取れたり、薄くなったりする恐れもあるからです。
ダウンタイム期間中のアフターケアとしては施術部位に触らないようにする、保湿対策、入浴・運動・飲酒を控える、紫外線を避けるなどがあります。
様々なアフターケアの中でも、インクをきれいに定着させるために重要なのが紫外線対策です。なぜなら紫外線はインクの変色・退色の原因となる可能性があるからです。
また紫外線には皮膚の乾燥を引き起こしたり、代謝を早めたりする作用もあると言われています。代謝が上がると汗をかきやすくなり、インクが体外に排出されやすくなるのです。
このように紫外線にはインクのきれいな定着を妨げる要因が多くあるので、ダウンタイム期間中の紫外線対策は不可欠です。
ただし、日焼け止めは施術後1週間程度は使えません。そのため紫外線対策としては直射日光を避ける、外出時は日傘や帽子、サングラスを使用するなどが基本的な対策となります。紫外線は晴れの日だけではなく曇りの日も降り注いでいるので、曇りの日でもダウンタイム期間中は日傘や帽子を着用したほうが良いでしょう。
また、屋内でも窓からの紫外線は侵入するため、遮光カーテンなどで紫外線を遮断する対策を取ることも重要です。